厳選記事
【FX・株式】単利と複利について
スポンサーリンク

単利運用と複利運用という言葉を聞いたことはありますか?

投資信託やETF、日本株式等何でも良いのですが、投資を実際に行ったことのある人やこれから行いたいと思っている人でしたら、聞いたことがあると思います。
投資の世界では複利が良いというような話をよく聞きますが、単利と複利とはどの様なものなのか下記で説明していきたいと思います。

○単利
単利とは一定の元金を元に投資活動を行うことです。

実際に運用を行う場合は左のグラフのようになります。
元金は一定で、その元金を使用して一定期間で同等の利息を積み重ねていることがわかります。

一般的に投資の世界では複利を使用した方が良いとされていますが、単利の場合は利息は利息として受け取り、それを改めて投資に使用していないことから、投資効率が悪いと言われています。
そうしたことから、資産を増やすためには非効率というだけであって、FIRE(アーリーリタイア)等ではある「程度以上の元本をもって利息で生活する」ということが目標であり、そうした人たちは最終的には単利での運用を目標としていることになります。

そうしたことから、単利で運用を行い得た利益で現状の生活を豊かにしたいという人は無理に複利にする必要はないと思われます。

○複利
複利運用とは運用によって得た利息をそのまま新しい元本として運用を行うことです。

実際に運用を行う場合は左のグラフのようになります。
元本+利息が次のグラフの元本となっていることがわかります。

単利の項目でも述べましたが、一般的に複利運用の方が良いとされています。
その理由としまして、複利で運用を行った場合は得た利益も新たな元本として運用の資本とするため、最終的な利益幅が大きくなります。
ただし、リーマンショックやコロナショック等の金融が荒れるようなことが起こりますと、複利運用の場合は得た利益を現金ではなく金融資産として持っていることが多くなると思います。そのため、長期的には利がありますが、短期的にはリスクが大きくなるということも覚えておいてください。

私自身の意見としましては、特別な理由がなければ複利で運用をした方が良いと思いますが、複利で運用をすることに確執して現在の生活が苦しくなっても個人的には意味がないと思っていますので、無理のない範囲で投資を楽しんでください。

簡単に上記で単利と複利を説明しましたが、イザナミを使用してどの程度差が出るのか実際の数字で見ていきたいと思います。
元となるロジックは以前私がイザナミの使用方法を説明した時のロジックを使用しています。

上記の写真がイザナミで100万円始まりで単利運用を行った写真となります。
下記の写真がイザナミで100万円始まりで複利運用を行った写真となります。

ちょっとブログの構造上比較が見えにくいかもしれませんが勘弁ください(汗)

単純に最終収益が単利で246万、複利が441万円と元金が100万円であることを考えましたら、収益が146万と341万で約倍の収益の差が20年間で生まれてしまっています。
ただし、最大DDを見てもらいますと単利では2010年の14万円(8.7%)が最大ドローダウンですが、複利運用の場合は2010年の38万円(19.52%)がドローダウンとなります。
その時の元本が違うから金額に差があることは分かりますが、複利運用の場合は今までの収益も含めており%表示でも単利に比べ大きく差が出ていることが見られます。

確かに複利は最終的に利益が出やすいかもしれませんが、そもそも投資のロジックややり方にエッジがない場合は単利の方が有意義なこともあります。

自身の運用方法に合わせて運用方法を考えてみてください。

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事