前回の記事で自動売買について簡単に説明をさせて頂きました。
そこで今回は、自動売買のメリットについて説明していきたいと思います。
1）機械的にトレードができる。
まず、第一にメリットを上げるとしたら、機械的にトレードを行うことが出来ることになると思います。
投資・運用を少しでもしたことのある方ならばわかると思いますが、裁量でトレードを行う場合は、ちょっとでも利益が出たら利確をしたくなり、少し損失が出ても、戻るから大丈夫と我慢してしまい結果的に大きな損失となってしまったことはありませんか？
上記の取引がダメというわけではありません、上記のように取引をして利益を上げている人が多くいることも知っています。
しかし、早い利確と遅い損切はトレードを行う上で不利であることは分かると思います。
だけど、裁量で取引を行うと利益を持っていることが落ち着かないし、損失は（根拠はないけど）戻ると信じてしまう気持ちはわかります。
。。。そもそも私も同様の取引をしていましたから。。。
上記のように人の考えは取引において不利な働きをすることが多いです。
その反面、自動売買では基本的にテクニカル等を機械による計算で期待値を計算し取引を行いますので、上記のような必要以上に速い利確や遅い損切を行うといった恐れが少なくなります。
2）リスク管理が容易になる。
つぎに上げさせていただくのはリスク管理の部分です。
リスクの管理なのですが、私の昔行っていたトレードからの教訓なのですが、裁量で取引を行うと無自覚にリスクを取り過ぎてしまうといったリスクがあります。
どういったことかと言いますと、人間は目に見える形でリターンを欲する生き物です。
例えば取引を行うといった場合、利益が出るにしろ損失が出るにしろ目に見える範囲で金額が動いた方が、自分が取引をしている実感を感じます。
そして、裁量で取引を行う場合は目に入る部分が短期の損益であることが多く、それゆえに短期で損益が見える単位で取引を行ってしまうことがあります。
そうなってしまうと、結局のところギャンブル的な部分が多くなり、結果として一度の失敗で退場ということもあります。
システムトレードの場合は、そもそもが長期目線でロジックを作成し、破産しない範囲で取引を行う者がほとんどです。
その為、日当たりの損益は小さくなりますが長期的にみると利益が残るといった形の取引が多くなります。
私も100万円原資で株式・FXの両方を取引をおこなったことがありますが、いずれも100万円につき±5000円程度の損益の移動がほとんどとなります。
それでも、年間5%以上は利益が出るので、年間5万円程度の利益が残るような計算になります。
こうした取引が、本当の投資なのではないかと私は考えています。
3）日当たりに作業する内容が減る(裁量取引比較)
こちらは、実は非常に大切だと思っています。
利益の出るか分からない取引に毎日数時間使って取引を行うよりも、利益の出る可能性の高いロジックを毎日数分のメンテナンスで使用し、残りの数時間を別の作業に充てられるため、非常に有意義に時間を運用することができます。
私は、この空き時間でブログを書いたり、新たなシステムトレードのロジックを考えたりしています。
簡単に書きましたが、私が自動売買を進める最も大きな3項目を紹介させていただきました。
ただ、メリットがある以上当然ですがデメリットもあります。それについては次回の記事でご紹介しようと思います。
以上、乱筆にご付き合いいただきありがとうございました。
ぜひ、次回の記事もご覧になってください。
